ENGINEER

内田 肇
うちだ はじめ
2008年度中途入社
マーケティングプラットフォーム事業本部 開発部
システムエンジニア

大学、大学院と、学生時代は計算科学・神経科学の研究に打ち込む。研究の過程でプログラミングを学び、就職ではIT関連企業を志望。数あるIT企業のなかでも、今後の展望が面白そうな広告やECの分野を扱うロックオンに興味を持ち、2008年に入社。以降、ソリューション事業部で7年間、一貫してECサイトの構築や提案に携わり、部長としても事業を牽引。現在は、アドエビス開発チームのエンジニアとして多種多様なプロジェクトに携わる。2015年度ベストオブロックオン賞受賞。

ソリューションからアドエビスの開発チームへ

大学院卒業後の2008年に入社し、受託開発を行うソリューション事業部でECサイトのシステム構築や企画提案に携わりました。大学院での研究の過程で、シミュレーションなどを行う際にプログラミングを書いていたこともあり、入社後数か月で新卒社員の師匠についたり、チームリーダーになるなど、早いうちからマネジメントにも関わることが多かったように思います。4年目からは、部長としても事業部を牽引していました。そのころには、部署の人数もかなりの大所帯で、マネジメントに割く時間も膨大になっていきました。
そんななか、入社7年目にして、アドエビス開発チームへの異動の打診が。マネジメントといえども、日ごろから自分で技術的なことを知って触っておかないと発想が貧困になりそうだな、というのは感じていて、もう少し技術よりのことがしたいと考えていたところだったので、部署にも役職にもこだわりは持ってなかったこともあり、異動を決めました。

アドエビスに配属されてから最初に大変だったプロジェクトは、Google Adwordsの仕様変更にともなう移行対応のプロジェクトでしょうか。対象となるお客様のアカウントは600件超。機能の開発ではないので作業としては本当に地味なのですが、万が一失敗すると、アドエビスと連携した広告が全部停止してしまい、お客様の出した広告が表示されずサイトへの流入が一切なくなってしまうというとてもクリティカルなもので、過去類を見ない障害につながりかねない、というプロジェクトでした。結果から見ると、プログラムの改修自体は簡単だったんですが、不確定要素やGoogle側の情報がわからないなどコントロールできない部分があり、改修に至るまでの調査にかなりの時間と慎重さを必要としました。
最終的には、無事に移行を終えることができましたが、このこともあって、2015年度のベストオブエンジニア賞とベストオブロックオン賞を受賞しました。受賞に際しての岩田からのコメントにも「ウッチ―はしれっとやっているように見えて、実は会社の屋台骨が揺るぎかねないものすごいことやっていた」とありました。今だから言えるのですが、本当に、一番地味だけど一番クリティカルなプロジェクトだったと思います。笑

本質は何かを常に考えること

ソリューション時代と違うのは、お客様ごとにカスタマイズしていたECサイトの構築とは違って、アドエビスは様々なお客様がひとつの基盤を共通で使っているということ。ひとつの基盤に数千件のアカウントがのっかっていて、いかにサービスを停止せずに日々最適化し成長させ続けていけるか、生き物を育てるような感覚です。データ量も増え続けていて、現在は月間20億PVを超える処理を行っています。使い方もお客様によってバラバラ。予想外の使い方をされることも考慮しながら、修正したりテストしたりと、業務のハードルは高いですが、課題がたくさん転がっているところをクリアしていくのは面白いですね。
もうひとつ大きく違うのは、何かあった場合の顧客調整に自ら行けないという点。アドエビスでは、お客様からのお問い合わせはカスタマーサポートサービス部が選任で対応しているので、技術的課題をクリアするところに集中させてもらっています。
ただ、ソリューションではお客様との交渉も主な業務だったので、システムの向こうにはお客様が存在しているという点は、常に意識できているように思います。また、これまで、お客様ごとに契約を結んだり環境を用意するなど一連の流れも経験してきたので、インフラもアプリも扱えるというのは強みになっているなと思います。契約回りもベンダーさんとのやりとりで使ったりしますしね。

仕事をするうえで心がけていることは、本質は何かを考えること。新しい取り組みを始めるときも、その機能は本当に意味があるのか、お客様は本当にそのデータを見たいと思っているのかという問いかけを持つようにしています。比較的あまり偏ったところには執着せずに、全体を見てバランスとるようにしていますね。技術的にやりたいかどうか以外の視点は、大切にしています。

人間の思考的なルールをどこまで機械に置き換えられるか

アドエビスのデータを見ることって、実は人に依存している部分も多く、活用しようとするとある程度スキルも必要になってくるんですよね。そういった、人が行っている作業をどこまで機械的に置き換えられるかに興味を持っています。
例えば、ひとつのデータから差異を抽出する場合でも、単純にルールを作って見るものと、人の観点で見つけることができるものとでは結果にギャップが生じます。経験からくる勘みたいなものがあるからでしょうか。どこに変化があったのか、どこが他と違うのか、そういった人間の思考的なルール、弱い人工知能の部類に入ると思うのですが、そこを学習できるような仕組みを作りたいですね。ここらへんはマメ研先生(マーケティングメトリックス研究所)も頑張ってくれるのではないでしょうか。

新しい取り組みであっても、ロックオンの持っている技術でクリアできる方法を模索したり、認知度があるなしに関わらず、世の中にはこんな技術があるけどどうなんだろうとか、やろうとしていることにどういう技術が必要かなど、アンテナを張って、常に考える側でありたいですね。

※本頁の内容は、すべて取材時時点のものとなります。

MY IMPACT ON THE WORLD = 「先入観なく技術課題に向きあう」

先入観なく情報を受け入れ、現状を理解すること。
ロックオンのプロダクトで将来的に必要となる情報・技術の把握をすること。

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